変形性股関節症について

変形性股関節症とは何かというと、長年による負担で関節の軟骨がすり減ってしまい、その結果骨が変形してしまうという病気の事です。

変形性股関節症の症状

主な症状としては、足の付け根部分である股関節に痛みが出たり、機能障害等が挙げられます。

初期は座っている状態から立ち上がった時や歩き始める時に股関節に痛みを感じたりする程度ですが、症状が進行すると痛みも増し、何もしていなくても常に痛い状態が続いたり、寝る時も痛みを感じるようになります。

さらに長時間立っていたり、階段の上り下りの時も痛みが出るようになるので、普段の日常生活にも支障を与えかねません。一度発症してしまうと、加齢と共に症状は悪化していきます。

一度変形してしまった股関節は元の状態に戻る事はありません。その為、症状が出たらすぐに病院へ行く事が重要です。

変形性股関節症の原因

変形性股関節症の主な原因は加齢や、生まれつき股関節が脱臼していたり、股関節の発育が不完全で小さかったりする等です。また骨折や脱臼、痛風や化膿性関節炎による炎症が理由で症状が出る事もあります。特に男性よりも女性に多い病気で、年齢が上がると共に発症率も高くなる傾向があります。

治療法としては、症状がまだ軽い場合は薬物治療や筋力を強化したり、体重をコントロールしたり安静にしていたりする等の方法が有効です。これらの治療法でも改善が見られない場合は、手術という方法もあります。手術では股関節を人工物に置き換えるというものがあります。

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